研究活動ニュース
経済産業省中部経済産業局が運営する『Meet up Chubu』は、共同研究や新事業展開に向けた協業先探索を目的とするイベントプラットフォームで、毎月2回のペースで開催されています。ここでは、大学・企業・スタートアップなど多様な登壇者が、自らの取り組みや協業者に求めるシーズ・ニーズを紹介し、中部地域発の産学連携プロジェクトが生まれることを目指しています。
2023年9月14日(木)にナゴヤ・イノベーターズ・ガレージ(名古屋市中区)で開催された『Meet up Chubu vol.24』では、「宇宙利用」をテーマに4組5名が登壇し、宮田喜久子准教授は「小型宇宙機を用いた宇宙利用と技術実証機会について」をテーマに講演しました。宮田准教授は、自身が取り組む、手のひらに乗るサイズの小型衛星を念頭に、その用途と将来的な活用展望を述べました。続いて、小型衛星では特に重要となる衛星搭載機器の温度変動の緩和などのミッションを持つ、小型衛星プロジェクト(来年度宇宙実験実施予定)の事例を紹介し、関連するシーズやニーズを持つ研究者・機関とは積極的に連携したいと呼びかけました。
会場には40名ほどの聴講者が集まり、また講演の模様はオンラインでも配信されました。参加者から宮田准教授へは、衛星の大きさとコストの関係、打ち上げ高度と耐用年数といった技術的な内容に加え、航空宇宙分野における女性研究者の比率についての質問も寄せられ、熱心なディスカッションが展開されました。全体プログラム終了後も、登壇者と参加者は名刺交換をしながら、交流を深めていました。
関連リンク
Meet up Chubu
https://www.chubu.meti.go.jp/b35innovation/meetupchubu/index.html