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<レポート>酵素の結晶構造の解明に「NanoTerasu」を利用(2026/2/25)

公開日時:2026.02.27
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【実験イメージ】NanoTerasuで放射光による構造解析の流れ


農学部の志水准教授らの研究グループは、植物バイオマスの主要成分である多糖およびリグニンを分解する酵素の研究に取り組んでいます。今回、NanoTerasuの蛋白質構造解析ステーション(BL09U:MX-ES)を活用し、酵素の結晶構造解析に関する第2回目の実験を実施しました。
 

 

NanoTerasuでの実験(2026/2/25)

酵素は、食品加工、医薬品開発、農業応用など幅広い分野で重要な役割を担う蛋白質です。酵素の働きを原子レベルで理解するためには、X線結晶構造解析により三次元立体構造を明らかにすることが不可欠です。今回の実験では、前回の知見をもとに改良・最適化した結晶サンプルをNanoTerasuのBL09Uビームラインに送付し、MX-ESによる全自動X線回折データ収集を行いました。取得したデータは、東北大学サイバーサイエンスセンターのスーパーコンピュータ「AOBA」と連携した解析パイプラインにより、測定後すみやかに三次元構造モデルの計算へと進みます。
 

【自動測定中のPC画面】

 
 

最後に

志水准教授は、「前回の実験で、NanoTerasuの分析能力を実感しました。今回の追加実験では、さらに踏み込んだ酵素反応メカニズムの特定を目指しています。名城大学から発信されるこの知見が、新たな酵素の機能を解明する一助となれば幸いです」と語っています。

得られた立体構造データは、分子改変設計、バイオ燃料生産、食品加工・機能性食品開発、など、幅広い応用展開につながることが期待されます。

名城大学では引き続きNanoTerasuを活用した研究を推進し、産学連携による社会実装を目指します。

【応用】リグニン分解×特殊酵母変換で、バイオ燃料・食品分野へ展開

 

 

 

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