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<イベントレポート>令和7年度 T-GEx 研究成果エキシビションが開催されました(情報工学部・野崎佑典/人間学部・髙橋 香苗/薬学部・仲吉 朝希)

公開日時:2025.12.26
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2025年12月17日(水)、名古屋大学東山キャンパスにて、「令和7年度 T-GEx 研究成果エキシビション ―研究と社会の接点―」(主催:東海国立大学機構 名古屋大学・岐阜大学)が開催されました。本学からは、T-GExアソシエートである野崎 佑典 助教(情報工学部・情報工学科)、髙橋 香苗 助教(人間学部・人間学科)、仲吉 朝希 助教(薬学部・薬学科)が参加しました。

 

プログラムの詳細はこちら
https://www.t-gex.nagoya-u.ac.jp/exhibition2025/

 

本エキシビションは、T-GExフェロー・アソシエート・企業アソシエートが推進する先端研究について、これまでの成果や成果物を広く共有し、分野を越えた参加者との対話を通じて研究の意義を深め、今後の発展につなげることを目的としています。

 

今年度のテーマ:「研究と社会の接点」

研究や教育はこれまで学術の場を中心に発展してきましたが、複雑化・多様化する現代社会においては、社会の課題を研究に取り込み、その成果を社会へ還元することが求められています。本エキシビションは、研究が社会とどのように結びつき、共に未来を切り拓いていくべきかを考える場として企画されました。

開会のあいさつと特別講演

開会にあたり、名古屋大学の加藤剛志教授より挨拶がありました。加藤教授は、「研究と社会」をテーマに若手研究者自らが企画・発信することの意義に触れ、研究成果の社会的還元を意識した議論や交流が、新たな研究や発想につながることへの期待を述べました。

続いて行われた特別講演では、東京大学の横山広美教授が「ポピュリズム時代の科学信頼」をテーマに講演しました。戦後日本における科学と社会の関係を振り返りつつ、BSE問題や地球温暖化、新型コロナウイルス対応などを例に、科学的知見と社会的信頼の関係について解説しました。科学者と社会との対話の重要性や、透明性の高い情報発信、複数の視点による発信の必要性が強調されました。

 

 

研究成果発表会

ショートプレゼンテーション

ショートプレゼンテーションでは、フェローおよびアソシエートが1人2分の持ち時間で研究概要を紹介し、研究内容に加えて「研究と社会」への取り組みについて発表しました。参加者の投票による優秀発表者の選出も行われ、発表者・聴講者ともに高い関心をもって臨む様子が見られました。

 

 

ポスター発表

ポスター発表では、37題の研究が前半・後半の二部構成で行われ、本学からも以下の発表がありました。

Yusuke NOZAKI “Security Evaluation of Evasion Attacks against Edge AI Hardware”
Yanae TAKAHASHI “Who cooperate with the social research?”
Tomoki NAKAYOSHI “How the pharmaceutical molecules bind to drug-metabolizing enzymes? -Computational analysis based on molecular simulations”

会場では終始和やかな雰囲気の中、オンサイトならではの活発な議論や交流が行われ、参加者による投票で優秀発表者が選出されました。

 

優秀賞の発表と閉会あいさつ

プログラムマネージャーの武田博子教授より、ショートプレゼンテーションおよびポスター発表の投票結果が発表されました。ショートプレゼンテーションでは3名、ポスター発表では6名が優秀賞に選ばれました。

本学からは、野崎助教がポスター発表の優秀賞を受賞しました。受賞者には、3月10日開催予定のコンソーシアム総会にて、総長より表彰状が授与される予定です。

閉会にあたり武田教授は、研究成果エキシビションが年々規模を拡大し、企業の参画も進むことで議論が一層活発になっていることに触れ、今後のイベントへの積極的な参加を呼びかけました。

 

おわりに

今回のエキシビションを企画・運営された幹事の皆様に心より感謝申し上げます。企画立案のみならず、当日の朝からポスター会場の準備に至るまで、本当にお疲れさまでした。素晴らしい企画をありがとうございました!

 

 

T-GExについて

T-GEx(世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業:Tokai Pathways to Global Excellence)は、名古屋大学を代表機関、岐阜大学を共同実施機関として、若手研究者が大型の国際的・学際的研究プロジェクトを牽引するPIや、産学連携や起業を国内外で活発に展開する高度人材など、自らの定める方向で成長していくことを支援し、これにより、次世代に対する「ロール・モデル」を輩出して、人材育成の好循環を作り出していくことに主眼を置いたプログラムを運営しています。

 

各機関の若手研究者がT-GExフェロー、T-GExアソシエート、企業アソシエートとして参加しています。2025年度は、本学から野崎 佑典 助教(情報工学部・情報工学科)、黒川 裕介 助教(農学部・生物資源学科)、髙橋 香苗 助教(人間学部・人間学科)、仲吉 朝希 助教(薬学部・薬学科)がT-GExアソシエートとして参加しています。

 

T-GExの詳細はこちら

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