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- <受賞>塚越啓央教授(農学部・生物資源学科)が『名城大学科研費功労賞』を受賞(2024/6/21)
『文部科学省及び日本学術振興会の科学研究費助成事業(以下「科研費」)』の交付を研究代表者として継続的に受けた者を表彰する制度として、名城大学には『科研費功労賞』があります。同賞が創設されて4回目となる令和6年度は、農学部・生物資源学科の塚越啓央教授が受賞し、2023年6月21日(金)に天白キャンパスにて表彰式が開催されました。
まず初めに小原章裕学長から表彰状と賞金目録が授与されました。
この後、小原学長は「教育と研究の両立は非常に大変であるが、本学が目標として掲げている『ワンランク上の大学』を達成するためには、『研究の名城』を掲げることが最も重要だと考えている。本年4月に薬学部特任教授に就任された森和俊特任教授とともに、先日塚越教授の研究室を訪問した際、塚越教授の研究に対する姿勢や生き生きとした姿を拝見し、大変誇らしく思った。さらに研究活動に精進していただきつつ、研究に対する熱意や申請のコツを後進に伝えていって欲しい」と祝辞を述べました。
続いて、塚越教授は受賞のあいさつとして「このような輝かしい賞を頂戴したことは大変光栄であり、さまざまな方のサポートに心から感謝する。名城大学に着任してから8年間、科研費については『基盤研究』のみならず『新学術領域』や『学術変革領域』といったチーム研究にもチャレンジし、採択されてきた。研究費に継続的に採択されるためには、研究のアイデアや申請書の良さだけでなく、研究成果を出す必要があるが、大学全体でのサポートのおかげで研究成果を出し続けてこれていると感じている。その点についても感謝したい」と話し始めました。
また、自らの研究室に所属している学生について「現在、修士課程の学生4名、博士課程の学生3名を指導しているが、自らの研究成果は彼らによって支えられていると感じている。名城大学着任当時から、良い実験をして良い結果を出し、広く認められている国際誌への論文掲載を目標として活動してきた。その結果として、現在大学院生が自らの研究室にたくさん在籍している。では、この大学院生たちにどのように研究のおもしろさを伝えるのか、モチベーションを上げるのか。そこで、私が参画している『新学術領域』や『学術変革領域』の若手の会や領域会議に大学院生を帯同することにした。他大学の院生や教員と触れ合う機会を持ったことが、彼らの大きな刺激になっている。さらに刺激だけでなく、自分たちが置かれているレベルや立ち位置を理解することができたことも大きかった。結果として、研究会での発表優秀賞の受賞や学術振興会特別研究員の採択、外部の財団助成の獲得など、目に見える形で彼らは育ってきている。現在、彼らの研究レベルは他大学の学生に負けないと自負している。『研究の名城』を世に知らしめるためには、我々の研究能力の高さも重要だが、学生のレベルの高さも非常に大切だと感じており、科研費の獲得は学生の教育にも非常に役立っている。私の研究室に現在在籍している学生たちと新たに入ってくる学生たちとともに、今後も研究にまい進し、トップジャーナルにアクセプトされるような研究活動をしていきたい。それがさらに大型の予算獲得につながると信じている。まだまだ私は研究者として未熟ではあるが、さらなる高みを目指して今後とも研究活動に尽力していきたい」と熱く語りました。
最後に塚越教授は「研究活動を高いレベルで続けていくためには、もちろん私個人だけでは難しいので、さらなる大学のサポートをぜひお願いしたい」と述べ、あいさつを締めくくりました。
学術研究支援センターでは、科研費申請に際して、さまざまなサポートを行っています。詳細を下記からご覧いただき、ご不明な点等あればいつでもご相談ください。
[ 科研費 ]申請時手続き
https://sangaku.meijo-u.ac.jp/support/fee/request/
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