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<イベントレポート>「第1回C-DAMカンファレンス」が開催されました(2024/12/10)

公開日時:2024.12.16
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「先端医療開発コンソーシアム(C-DAM)」は、大学から生み出された薬学系・工学系の研究シーズをもとに、社会のニーズに応えた先端医療技術の開発と実用化を実現するため、2022年8月9日に岐阜薬科大学・名城大学・愛知学院大学・摂南大学・藤田医科大学の5大学で設立されました。2024年2月1日には奈良先端科学技術大学院大学・千葉工業大学・名古屋工業大学 の3大学、さらに同年12月4日付けで星薬科大学、静岡県立大学が加盟し、現在10大学体制になりました。

 

また、藤田医科大学を運営する学校法人 藤田学園は、2024年11月19日付で文部科学省「橋渡し研究支援機関」として認定されました。橋渡し研究機関認定制度は、大学等が有する橋渡し研究支援機能のうち、一定の要件を満たす機能を有する機関を「橋渡し研究支援機関」として文部科学大臣が認定することを通じ、大学等の優れた基礎研究の成果を革新的な医薬品・医療機器等として国民に提供することを目指した制度であり、全国で12番目(中部圏で2番目、私立大学で2番目、医療系大学としては初)の認定となります。

 

この度、C-DAM発足以来初となる対面イベントである「第1回C-DAMカンファレンス」が、2024年12月10日(火)にウインクあいち5階小ホールにて開催されました。まずはじめに、橋渡し研究支援の第一人者である山梨大学 岩﨑 甫 副学長の基調講演「革新的医療技術の創出におけるアカデミアの役割ー橋渡し研究推進への期待ー」がありました。その後、加盟8大学からの口頭発表と最先端の研究シーズを発表するポスターセッションが開催されました。

 

ポスターセッションには18演題が参加し、本学からは下記の2演題が参加しました。

「組織培養検査装置とロボット支援術中診断システムによる再生医療への取り組み」

佐伯壮一教授(理工学部・メカトロニクス工学科)、岩井愛弥さん、野呂文音さん、棗田凌矢さん

「複合材製バイポーラ凝固止血器の研究」

仙場淳彦准教授(理工学部・交通機械工学科)、石川伸孝さん

 

参加者はコーヒー・紅茶を片手に会場を巡回し、活発な議論を交わしていました。

 

本学の口頭発表は薬学部の平松正行教授が行いました。平松教授は本学の沿革を紹介した後、情報工学部・理工学部・農学部などの医学分野への応用が期待される幅広い研究シーズを紹介しました。また、産学連携の体制や研究成果・研究シーズの発信方法などについて話した後、現在開催中の「名城大学リサーチフェア2024」にも触れて、本学の研究シーズを生かして、他のC-DAM加盟大学とともに前進していきたいと述べ、発表を終えました。

 

最後に、藤田医科大学から現在公募中の令和7年度「橋渡し研究プログラム」藤田医科大学拠点 研究シーズの案内があり、「第1回C-DAMカンファレンス」は終了しました。

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