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- <イベントレポート>「全国キャラバン3Questions ー東海地区編ー」を共催しました(2024/11/10-14)
名城大学は2024年11月10日(日)~14日(木)「全国キャラバン 3 Questions ー東海地区編ー」を共催しました。「全国キャラバン 3 Questions ー東海地区編ー」は、分野不問・匿名性で、3つの質問に答えるだけの大変ユニークな研究ポスター発表大会です。東海地区編は、全国で2番目の開催となり、東海地区の大学等学術機関から、95件の研究テーマが出展されました。本学からも多数の研究者が出展しました。
まず、会場に入ると、所狭しと置かれたパテーションに、見るからに多様な内容のポスターが貼られています。それぞれの展示の一番上には、「私が追っている不思議(≒研究テーマ)」のタイトルとそれに関連した画像が貼られ、その下に3つの質問への回答が書かれています。このイベントの名前にもなっている3Questions、すなわち3つの質問とは、①みなに問いかけたい私のメッセージ、②わたしが追っている不思議、③これまでやってきたこと・やろうとしていること、です。出展者は、それぞれの回答を200~300文字程度にまとめる必要があり、とても苦労したようです。
来場者は、会場中に貼られたこの研究ポスターを読んで、付せんに自由にコメントを書いて貼っていくことができます。付せんに対してコメントすることもできますし、付せんに「いいねシール」を貼ることもできます。基本的に匿名性なので、先入観に囚われることなくどんどん思ったことをコメントできます。(後日コンタクトを取る手段はあります)
A4用紙に短い文章が印刷されているという、シンプルな展示ですが、目の前には本当に多種多様な世界が広がっていました。知的好奇心を絶えず刺激されるうえに、どんな場所でも決して隣り合わないような研究が隣同士で掲示されているので、脳内の別の引き出しを次々と開けて使っていくような感覚があり、全部の展示を見るには本当に長い時間がかかります。実際、1日中滞在していた人や複数回来場する人も見受けられました。ポスターを一通り見た後でも、付せんが増えているのを見ると、またそれを読みたくなって何周もしてしまうと言っていた人もいました。日を重ねるにつれ、シンプルな展示にカラフルな付せんが増えていき、貼られた付せんを含めて、このポスターたちは完成なのだと感じました。
会期中にはグループ・セッションやぺちゃくちゃタイム、ワルワルナイトといった対話の場も設けられました。どの回も非常に盛り上がっており、どこに転がっていくか予測不能なトークは、とても貴重なものでした。
3Questionsはこの後、北信越地区、四国地区をキャラバンしていき、全国9か所を回る予定です。お近くで開催される際はぜひ訪問してみてください。