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<開催レポート>T-GExアソシエート採択通知授与式を開催(2024/4/12)

公開日時:2024.04.22
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この度、2024年度のT-GEx(*)アソシエートとして、近澤未歩助教(農学部・応用生物化学科)、野崎佑典助教(情報工学部・情報工学科)、黒川裕介助教(農学部・生物資源学科)が採択されました。近澤助教は2022年度からの継続、野崎助教は2023年度からの継続、黒川助教は新規での採択となりました。

 

この採択を受けて、2024年4月12日(金)に本学でT-GExアソシエート採択通知授与式を執り行い、野崎助教と黒川助教が出席しました。T-GExは、代表機関の名古屋大学と共同実施機関の岐阜大学が東海圏内外の連携学術機関・企業と共にコンソーシアムを構築して、若手研究者育成プログラムを推進しています。

 

はじめに、小原章裕学長から、野崎助教、黒川助教へそれぞれ採択通知が授与され、「『世界で活躍できる』研究者を育成することを目的としたT-GExは今年度で実質3年目となる。T-GExは10年間という長いスパンのプログラムであり、連携学術機関である本学は、優秀な若手研究者をT-GExアソシエートとして毎年1名程度派遣することを目指している。近澤助教、野崎助教と、『イネの遺伝育種学』が専門の黒川助教を新たに加えた3名が、他大学の研究者と研鑽を積むことによって、本学の研究活動がますます活発になることを期待している」と激励の言葉がありました。

 

 

続いて、両助教の所属学部長である氏田農学部長、佐川情報工学部長からも祝辞がありました。氏田農学部長は「食料というものは、いつの時代も我々人類と切っても切り離せないものであり、農学部は、いまや世界的な社会課題である食料の増産や食料と人類の関係を主に研究している。『イネ』を専門としている黒川助教には、T-GExでの活動はもちろんのこと、学生の教育にも期待している」と述べました。佐川情報工学部長は「野崎助教は名城大学出身であり、学位も名城大学で取得している。T-GExの活動を通じて学んだことを活かして、自身の研究に加えて本学の若手研究者を引っ張る存在になってもらいたい。教育者としても多くの学生を育てて欲しい」と述べました。

 

 

それを受けて、野崎助教と黒川助教からは次のような決意表明がありました。

 

野崎助教「昨年度からT-GExに参加し、多様な分野の若手研究者と交流したことで、自分では思いつかないような知見をたくさん得ることができた。近年、さまざまな分野でAIが台頭し、専門であるハードウェアセキュリティを活かせる場が多くありそうだと感じている。昨年度は共同研究を開始するところまでにはたどり着けなかったが、今年度はぜひ共同研究につながるように活動していきたい」

 

黒川助教「今年度からT-GExに参加できることになり、大変光栄であり、大きなチャンスだと考えている。本プログラムを通じて、研究力や組織マネジメント力などをしっかりと養っていきたい。また、活動のなかで様々な分野の研究者とも積極的に交流し、『作物の品種改良や増産』の研究テーマを拡大していきたい。同時に、そこで得た力やノウハウを、学生の研究・教育に還元できないかを常に念頭に置きながら、活動を進めていきたい」

 

当授与式に出席がかなわなかった近澤助教には、後日採択通知が手渡されました。採択通知を受け取った近澤助教からは「3年目となり、名城大学からの参加が増えてきて心強く思う。また、本学のさまざまなサポートも大変ありがたく感じている。昨年度はイベントで同世代の研究者と話し合う機会が多くあり、ほかの人が考えていることに触れて視野が広がる機会であったし、考えや悩みを共有し合う貴重な場でもあると感じた。今後はT-Gexに参画することで得たものを、研究や教育面で十分に活かせるよう、さらに努力したいと思う」と決意表明がありました。

 

T-GExの今後の活動にぜひご注目ください。

 

 

 

*T-GExとは

T-GEx(世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業:Tokai Pathways to Global Excellence)は、名古屋大学を代表機関、岐阜大学を共同実施機関として、若手研究者が大型の国際的・学際的研究プロジェクトを牽引するPIや、産学連携や起業を国内外で活発に展開する高度人材など、自らの定める方向で成長していくことを支援し、これにより、次世代に対する「ロール・モデル」を輩出して、人材育成の好循環を作り出していくことに主眼を置いたプログラムを運営しています。2024年度は各機関の若手研究者がT-GExフェローとして19名、T-GExアソシエートとして16名参加し、連携学術機関である名城大学は、2022年度から近澤未歩助教(農学部・応用生物化学科)、2023年度から野崎佑典助教(情報工学部・情報工学科)、2024年度から黒川裕介助教(農学部・生物資源学科)がT-GExアソシエートとして参加しています。

 

T-GExの詳細はこちら

 

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