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<イベントレポート>令和5年度 T-GEx 研究成果エキシビションが開催されました(農学部・近澤未歩/情報工学部・野崎佑典)

公開日時:2023.12.11
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T-GExについて

T-GEx(世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業:Tokai Pathways to Global Excellence)は、名古屋大学を代表機関、岐阜大学を共同実施機関として、若手研究者が大型の国際的・学際的研究プロジェクトを牽引するPIや、産学連携や起業を国内外で活発に展開する高度人材など、自らの定める方向で成長していくことを支援し、これにより、次世代に対する「ロール・モデル」を輩出して、人材育成の好循環を作り出していくことに主眼を置いたプログラムを運営しています。

 

現在、各機関の若手研究者がT-GExフェローとして16名、T-GExアソシエートとして12名参加しており、連携学術機関である名城大学からは、農学部・応用生物化学科の近澤未歩助教と情報工学部・情報工学科の野崎佑典助教がT-GExアソシエートとして参加しています。

 

T-GExの詳細はこちら

 

令和5年度 T-GEx 研究成果エキシビション ー 分野の壁を超える ー

特別講演&パネルディスカッション

2023年11月28日(火)に名古屋大学東山キャンパスにて、「令和5年度 T-GEx 研究成果エキシビション ー 分野の壁を超える ー」が開催されました。本学からはT-GExアソシエートである近澤助教、野崎助教が参加しました。

 

令和5年度 T-GEx 研究成果エキシビション ー 分野の壁を超える ー

https://www.t-gex.nagoya-u.ac.jp/exhibition2023/

 

本エキシビションは、分野を越えた交流や新たな共同研究を創出する場となるよう試みたいという目的のもとに開催されました。はじめに、名古屋大学の杉山直総長の開会あいさつがあり、その後、上村想太郎氏(東京大学)「探究心と好奇心が導く分野横断とイノベーション」と大山泰宏氏(放送大学)「専門バカになろう」の特別講演がありました。

 

昼食休憩を挟み、特別講演者の2名を中心に、分野の壁を越えた研究の意義や固有の難しさなどについて、パネルディスカッションがありました。「そもそも『分野の壁』は存在するのか、自ら『壁』を作ってしまっているのでは」など鋭い意見もあり、用意された30分はあっという間に過ぎていきました。

 

ショートプレゼンテーション&ポスター発表

続いて、T-GExフェローとT-GExアソシエートが推進している先端研究のこれまでの研究成果および成果物を発表する「ポスター発表」を前に、その概要を1人あたり2分で説明するショートプレゼンテーションがありました。本学からも近澤助教、野崎助教が発表しました。どの発表もこの後のポスター発表で詳しく話が聴いてみたいと思う大変魅力的な内容でした。

 

 

その後、会場を移動して行われたポスター発表は、T-GExフェローとT-GExアソシエートに加えて、一部連携企業の若手研究者も参加して、全部で23名が前半と後半に分かれて発表しました。このポスター発表は、それぞれの発表者自身の専門領域以外の参加者にも伝わることを目指して行われました。会場には実に多種多様な研究内容があふれており、ここから「分野の壁」を越えた新たな研究が生まれることを大いに期待させられるものでした。

 

 

近澤助教の発表題目は「腸管免疫系の制御を介した疾患予防の可能性検証」、野崎助教の発表題目は「エッジAIデバイスの物理解析に対するモデル保護技術」でした。両名とも訪問者一人ひとりに丁寧に説明をしつつ、積極的に意見交換をしていました。

 

 

ポスター発表が終了したのち、岐阜大学の王志剛副学長からあいさつがあり、表彰式も行われました。この表彰式は、会場参加者からの投票によって選ばれたベストポスターや、9月に行われたリトリート合宿での活動を表彰するもので、受賞者は喜びのコメントとともに今後の研究活動の抱負を述べていました。本学からは野崎助教が「優秀共創アイデア賞」を受賞しました。

 

締めくくりとして、「JST 世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業」のプログラム・ディレクターである、安浦寛人氏が全体に対する感想を述べました。安浦氏は「分野の壁を越えることは『手段』であって『目的』ではない。『目的』はあくまでも世界で活躍できる研究者になることである。そのためには、新しい研究の流れを自ら作ることや、研究エコシステムを変えていく力をつけることが大切である」と述べました。最後に名古屋大学の門松健治副総長から閉会のあいさつがあり、「令和5年度 T-GEx 研究成果エキシビション」は幕を下ろしました。

 

 

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