研究活動ニュース
2023年7月10日(月)に学術研究支援センターの野田久雄URAが神戸学院大学で講演を行いました。
野田URAは、民間企業において知的財産や法務に長年従事した経験を活かして、URA(ユニバーシティ・リサーチ・アドミニストレーター)として、特許などの発掘からの権利化やライセンスと言った知的財産の有効活用業務、共同研究・受託研究などの契約内容の検討・交渉業務、安全保障輸出管理対応業務などを担っています。
今回は以前から交流のあった神戸学院大学共通教育センターの鵜飼昌男特任講師の依頼を受けて、同大学の「近現代史概論Ⅰ」の講義において、『安全保障を担うのは自衛隊だけじゃない-貿易管理と知的財産法の役割-』をテーマに講演を行いました。
当日の様子は下記リンク先をご覧ください。
神戸学院大学 共通教育センター
「近現代史概論Ⅰ」講義内にて名城大学術研究支援センターリサーチ・アドミニストレーター野田久雄氏を招いて講演会を開催しました(共通教育活性化プログラム)
https://www.kobegakuin.ac.jp/cge/news/f53f680d345ded4f4899.html
講演を終えた野田URAからは「学生さんの普段の生活ではなじみが薄い安全保障輸出管理や、知的財産についての重要性を理解してもらう良い機会となりました。知的財産の有効活用や安全保障輸出管理についての講習会をご検討の際には、学術研究支援センターまでお問い合わせください。」とコメントがありました。
URA(University Research Administrator)とは
大学などの研究組織において、研究者および事務職員とともに、研究資源の導入促進、研究活動の企画・マネジメント、研究成果の活用促進を行い、研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化を支える業務に従事する人材のことです。近年、文部科学省の「研究大学強化促進事業」等で、その育成・確保が全国的に進められてきています。
研究を行うために必要な研究資金の獲得に向けた支援である「プレアワード業務」、研究費を獲得したあとに関わる研究支援である「ポストアワード業務」が主な業務と言われていますが、これ以外にも、産官学連携・国際連携・知財活用・研究広報など、研究を多面的に支援する「関連専門業務」など、昨今ますますURAの役割の重要性が増しています。本学では、5名のURA(2023年8月現在)が在籍しており、さまざまなバックグラウンドを持ったURAが、研究者をサポートしています。