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<開催レポート>カーボンニュートラル研究推進セミナー「触媒による二酸化炭素変換技術の開発」を開催(2023/2/17)

公開日時:2023.02.24
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名城大学薬学部 分子設計化学研究室は、2023年2月17日(金)に名城大学八事キャンパスにて、カーボンニュートラル研究推進セミナーを対面開催し、オンラインでも同時中継しました。当日は対面では約60名が参加しました。

 

セミナーでは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター 総括研究主幹で、筑波大学数理物質系の崔準哲 教授が「触媒による二酸化炭素変換技術の開発」をテーマに講演を行いました。

 

初めに崔教授が所属する産業技術総合研究所についての紹介がありました。続いて、「二酸化炭素利用技術」「炭酸エステル合成」「芳香族ウレタン合成」「触媒固定化技術」の4つのトピックについて、たくさんの資料スライドを使って詳しい説明がありました。

 

 

 

その後の質疑応答では、参加した学生や教員からたくさんの質問があがりました。「やっかいものの二酸化炭素を化学合成の材料にできるという夢のような話だった。触媒を探すときにはどんなことを考えながら取り組んでおられるかを聞きたい」という学生からの質問に、崔教授は「二酸化炭素を選択的に活性化できるような金属を探そうと思った。パラジウムなど、反応機構中で酸化数がゼロ化を経由する触媒は、反応性が高くてすぐに活性が落ちてしまうので適さないと考え、ルイス酸触媒を中心に設計した。また、コストも重要視しているので、反応を設計するなかで触媒が必要であれば探すという姿勢を取っている」と答えました。

 

 

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