研究活動ニュース
一般社団法人日本機械学会主催の体験型講習会「来て観て触って学ぶ表面改質技術のフロンティア」が、2023年9月12日(火)に名城大学天白キャンパスで開催されました。この講習会は、表面改質関連技術の見学と実験を体験することに加え、専門の研究者が最新事例を紹介することで、表面改質技術の原理から応用に至るまでの理解を深めることを目的としています。今回は特にレーザー加工を主たる対象として、理工学部・材料機能工学科の宇佐美初彦教授が企画を担当しました。
研究者や企業関係者、ゼミ生など約20名の参加者は、午前の部(講習会)では、関西大学・佐藤知広氏「熱処理による摩擦面材料設計-銅系材料を中心とした改質-」とレーザーライン株式会社・武田晋氏「キロワット級高出力半導体レーザ及びブルーレーザの最新動向と加工事例」を聴講しました。続いて午後の部(表面改質手法の実演と体験)では、レーザー加工やショットピーニングを施したサンプルをその場で作成し、その物性を表面硬度計や残留応力測定装置で測定したり、表面状態を顕微鏡で観察して表面改質の状況を確認するなどして、分析機器メーカーの技術担当者と熱心にディスカッションを繰り広げていました。
- レーザー加工装置
- 企画を担当した宇佐美教授(右)