【デジタルパンフレット】総合研究所30周年記念誌
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3.NDRR のアウトリーチ活動4.おわりにpickup-20451/, https://sangaku.meijo-u.ac.jp/post-19809/pickup-21853/はありません。この研究は、名城大学と東北大学が協定締結した令和元年に発生した台風 19 号(東日本豪雨)によって甚大な豪雨被害が発生した宮城県丸森町を対象として、NDRR の研究者 5 名と IRIDeS の研究者 7 名の計 12 名が参画し、専門分野に応じて、災害リスク分析G、居住空間分析G、歴史分析Gの 3 グループに分かれて、各グループが連携して研究を進めてきました。具体的には、丸森町の過去と現在の数値モデルを構築し、水害と土砂災害を数値シミュレーションで再現し、過去から現在にかけての地形改変や土地利用変化の影響を分析しました(図 1 参照)。その結果、被害を効果的に軽減するには、流域管理によるハザードの低減だけでなく、居住区域選定における安全性の優先と慎重な土地開発が不可欠であることを定量的に示しました 2)。この研究は、IRIDeS の森口周二教授を研究代表者とする科研費挑戦的研究(萌芽)(2025 ~ 2027 年度)(IRIDeS・4 名,NDRR・2 名)でさらなる進展を図っています。この研究以外にも、2021 年 7 月の熱海土石流災害の被災メカニズムの解明などの社会課題の解決にも両大学合同で取り組んでいます。NDRR では、設立当初から防災関連の研究や技術の普及、啓蒙を目的として、学外の技術者や一般市民に向けたアウトリーチ活動にも力を入れてきました。令和 2年 1 月には、東北大学との連携キックオフイベントとしてIRIDeS の研究者 5 名を招き、令和元年台風 19 号調査報告会を開催しました。一般的な災害調査報告にとどまらず、IRIDeS の DMAT チームの研究者からの災害医療現場の現状や課題、歴史研究者による災害時の文化財レスキューの話題など幅広い内容で構成し、学外から産官学の技術者 150 名以上の参加者を得ました。2 で紹介した連携研究はこの合同報告会が発端となりました。コロナ禍を経て、令和 5 年度以降は対面の講演会やセミナーなどのイベントを積極的に開催してきました。特に、頻発する自然災害は気候変動に起因することから、名城大学カーボンニュートラル研究推進機構との連携セミナーを複数開催してきました 3)。令和 6 年 11 月には、元旦に発生した能登半島地震をテーマにした名城大学・東北大学連携セミナーを開催しました 4)。IRIDeS と NDRR から 3 名ずつ、災害時の自治体職員の応援で浮き彫りとなった課題、文化遺産防災マップを活用するための課題、建物の耐震性能、能登半島豪雨からの復旧事業の課題など、さまざまな視点による調査・研究の成果を聴講に訪れた多くの技術者に提示しました。本稿では、NDRR と IRIDeS との連携活動を中心に紹介しましたが、土木・建築構造物の耐震・制振研究や災害時の被災者支援のソフト研究など、NDRR各メンバーの研究成果など様々な情報は、NDRR の WEB サイト 1)をご覧下さい。また、名城大学研究支援サイト MRCSでも NDRR の開催イベントについて随時報告例えば 3).4)しています。参考文献1)NDRR WEB サイト:https://ndrr.meijo-u.ac.jp/2)森口周二、他 11 名:数値解析に基づく地形改変と土地利用の変化が災害リスクに与える影響の定量化,日本計算工学会論文集,2025 巻 2 号,p. 20252003,2025.https://doi.org/10.11421/jsces.2025.202520033)MRCS: https://sangaku.meijo-u.ac.jp/pickup/4)MRCS: https://sangaku.meijo-u.ac.jp/pickup/3830thAnniversary過去(明治時代)           現代図 1: 数値シミュレーションで再現した過去と現代の丸森町の居住地域における洪水時の浸水域の比較 2)図 2: 令和 6 年能登半島地震・豪雨災害をテーマとした名城大学・東北大学連携セミナー登壇者

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