【デジタルパンフレット】総合研究所30周年記念誌
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3. 総合研究所に期待するところた幻覚作用を伴うことから、多くの国でその使用が厳しく制限されています。この強力な幻覚作用こそが、サイケデリックスの臨床応用を妨げる最大の要因となっています。そこで本研究センターでは、幻覚を引き起こさない「非幻覚性」サイケデリックス治療法の開発を目的とすることにしました。この目的を達成するためには、多様な専門分野が連携する学際的かつ分野横断的な研究体制が不可欠です。本センターでは、本学薬学部・農学部の教員に加え、京都大学、筑波大学、東京薬科大学、藤田医科大学など、国内の第一線で活躍されている研究者の先生方にもご参画いただき、多面的かつ多階層的な研究体制を構築いたしました。参画する研究者の専門分野は、以下のように多岐にわたります。薬の作用機構を明らかにする「薬理学」、薬の正しい安全な使用を探究する「医療薬学」、薬を目的部位へ届ける「薬物送達学」、細胞レベルから生命現象を解明する「分子生物学」、生体内の分子情報を画像化する「分子イメージング学」、膨大なデータから知見を導く「データサイエンス学」、有機化学を基盤に医薬品創製に貢献する「創薬化学」、そして構造から分子機能を理解する「構造生物学」などです。このように、学内外の異分野のスペシャリストが融合し、密に連携しながら研究を推進することで、非幻覚性サイケデリックス治療法の開発とその社会実装を目指してまいります。研究成果をできるだけ早く社会へ還元することが求められています。そのためには、基礎研究の段階で薬効評価や安全性試験を含む膨大なデータの蓄積が必要です。また、実験科学に基づいた確かな成果を得るには、長期的かつ粘り強い実験の継続が欠かせません。社会実装を実現するには、こうした基礎研究の成果を土台として、さらに臨床研究を重ねる必要があり、研究期間と研究資金のいっそうの確保が不可欠です。このような状況の中で、本研究センターが採択されたことにより、これまで以上に研究を前進させ、発展させることが可能になると考えております。改めて、名城大学総合研究所による学術研究への先見的かつ手厚いご支援に深く感謝申し上げます。今後、名城大学発の研究成果を世界へ発信していくためにも、総合研究所が萌芽的段階から社会実装の段階に至るまで、幅広い研究を支援する体制をさらに充実させていかれることを期待しております。3230thAnniversary

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