【デジタルパンフレット】総合研究所30周年記念誌
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1. 設立 30 周年の祝辞と本研究センター設置の背景2. センターの構成と特徴メディカル AI 研究センター研究代表者向上や医療現場の負担軽減に向けた新たなアプローチが求められています。こうした課題を背景に、データサイエンスや AI 技術を医療に応用し、診断や治療を支援する取り組みが世界的に進展しています。特に、データの特徴を自ら学習するディープラーニングの登場により、AI 技術は飛躍的に発展し、医療分野でも画像認識や病態予測などへの応用が急速に拡大しています。名城大学情報工学部には AI や情報処理技術に関する多彩な研究者が在籍し、一方で薬学部では疾病機構や薬理作用に関する先進的な研究が行われています。これらの知見を結びつけ、さらに藤田医科大学をはじめとする医療系研究者との連携を深化させるための拠点として、2024 年 4 月に総合研究所内に「メディカル AI 研究センター」を設置いたしました。メディカル AI 研究センターは、情報工学部から 5 名、薬学部から 5 名の研究者に加え、他大学で医学研究に27第三篇研究活動名城大学総合研究所が設立 30 周年という節目を迎えられたことに、心よりお祝い申し上げます。これまで本研究所の発展を支えてこられた多くの先生方のご尽力に、深く敬意を表します。私は名城大学に着任してまだ3 年目ではありますが、先人の方々が築かれた確かな研究基盤を活かしつつ、医薬工連携による新たな研究分野として「メディカル AI 研究センター」を立ち上げました。本稿では、その取り組みについて紹介いたします。近年、がんや循環器 疾患などの生活習慣病に加え、認知症やうつ病といった精神・神経疾患が増加の一途をたどり、社会的にも大きな課題となっています。これらの疾患の診断や治療には、CT や MRI、内視鏡、病理標本といった医用画像に加え、心電図や脳波、血液検査、生化学データなど、膨大で多様な情報の解析が求められます。しかし現状では、収集されたデータが十分に利活用されているとはいえず、診断は医師の経験や勘に依存しているのが実情です。そのため、診断精度の図 1 メディカル AI 研究センターの構成寺 本  篤 司―研究紹介(研究センター)―

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