【デジタルパンフレット】総合研究所30周年記念誌
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プラズマバイオ応用研究センター研究代表者らに多くの成果が得られ、企業等との共同研究を通して実用化に向けた研究も推進しております。本研究センターで得られました研究成果の具体例として特に成果が上がった項目について報告させていただきます。2-1. プラズマ(ラジカル)活性化アミノ酸溶液の殺菌及び植物成長促進の同時達成技術の開発プラズマ中にはイオン、電子、反応性の高い活性な電気的に中性な粒子(ラジカル)、紫外光などが同時に存在します。その中でも酸素系の電気的に活性な粒子である酸素ラジカルを選択的にアミノ酸溶液に対して照射することにより、液中殺菌と植物の成長促進を同時に達成できることを発見し、その殺菌因子の特定と殺菌メカニズムの解明に成功しました。図1に示しますようにセンターメンバーである農学部の加藤雅士教授、志水元亨准教授、薬学部の西川泰弘准教授と学外メンバーである名古屋大学教員と論文を発表し、共同でプレスリリースをして成果を国内外に PR 致しました。その結果、企業等との共同研究に発展し、実用化に向けた研究を推進しております。また、アミノ酸の一種であるトリプトファンを含んだ水溶液を酸素ラジカル処理することで、Nʼ- フォルミルキヌレニンという物質を選択的に生産でき、この物質を添加した培養液で皮膚細胞の一種である線維芽細胞を培養すると、約 3 倍の細胞増殖促進効果が得られることを発見しました。この発見は人工皮膚移植、iPS 細胞や神経細胞の増殖促進効果による医療費の低コスト化や新薬創成につながる技術として応用が期待できます。今後は農業応用だけでなく医療分野での発展も期待され、21第三篇研究活動1. 総合研究所への祝辞名城大学総合研究所設立 30 周年を迎えられたことを心からお祝い申し上げます。設立及び運営に際してご尽力いただきました歴代の学長、理事長、総合研究所所長、並びにご尽力いただきました職員の皆様に心からお礼を申し上げます。総合研究所が行う学術研究奨励制度のお陰で外部資金獲得のための準備研究を行うことができ、研究センター制度は学内の異分野融合研究体制構築、共同研究の推進、外部資金獲得、国内外でのプレゼンスの向上に非常に効果的でありました。今後も引き続き、共同研究を発展させていく所存ですので、ご支援の程宜しくお願い致します。2. 研究紹介プラズマバイオ応用研究センターは、プラズマを農学や薬学に応用する基盤技術を確立することを目的として2014 年に国内で初めて設立されたプラズマバイオ科学技術研究センターを前身として、2020 年に新たなセンターとして設立されました。旧研究センターの共同研究で発見・発明した研究成果を基盤として応用技術に発展させるため、これら研究テーマに直接関連する研究員、新たに殺菌因子の化学分析を専門とする研究員と植物の成長促進メカニズム解析を専門とする研究員を追加して設立しました。設立当初は、コロナ禍の影響により研究に少々遅れが出て、中間報告会では特許申請、論文投稿準備中の研究も多数ありましたが、その後、研究センター内の共同研究が加速され、2023 年度の最終報告時には想定以上の成果が得られました。その後は得られた成果を基に、外部資金のみで共同研究を推進し、さ伊 藤  昌 文―研究紹介(研究センター)―

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