【デジタルパンフレット】総合研究所30周年記念誌
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シロシビンは作用する脳部位に応じてその効果が異なるため、センターでは、抗うつ作用に関わる脳領域にのみ作用する「非幻覚性サイケデリックス」の開発を目指していることが説明されました。その後、佐川特任教授の基調講演で述べられた「総合研究所が目指す『学際的アプローチによる社会課題解決への挑戦』は、10 年後の社会課題の解決を目標としてはどうか」との提言を受けて、活発な議論が行われました。総合研究所の今後の展望についても、多様な視点から意見が共有されました。「10 年後の社会課題と研究テーマに関する議論」竹内教授が光技術を活用したエネルギー問題の解決を見据えた研究の重要性について述べました。寺本教授は、AI 技術のさらなる進展を踏まえ、病院内の多様なニーズに応えられる基盤 AI の開発に取り組んでいることを紹介しました。衣斐准教授は、精神疾患の増加と個別化医療の必要性を指摘し、遺伝子変異に基づく治療が将来的に進展すると展望を述べました。これらを受け、佐川特任教授は、若手研究者が未踏領域に果敢に挑む重要性を述べました。「AI 技術の急速な進化と学際的研究の課題」寺本教授は、AI の変化が極めて速い現状を踏まえ、先を見越した多様な研究テーマを育てる必要性を強調されました。佐川特任教授は、研究者は成果が求められる現状を理解しつつ、一方で、すぐには成果に結び付かない非公式な研究テーマも持ち、信念を持って研究を続ける姿勢が必要だと述べました。竹内教授は、学際的研究では分野間の言語やスケールの違いが意思疎通の障害となり、応用先の研究者を見つけることが難しい点を指摘しました。また、複合領域の研究には新たな人材が不可欠であり、博士課程人材の育成が重要であると提言しました。寺本教授は、医療 AI ではユーザーのニーズを直接把握することも難しいため、工学系研究者と医師の間を橋渡しする役割の重要性も指摘しました。「学際連携と若手研究者育成」衣斐准教授が、生物学の立場から教科書に載っていない未知の機能解明を目指すうえで、異分野融合と最新技術の活用が不可欠であると述べました。竹内教授は、学際連携の活性化のためには学部間のコラボレーションを促進する仕組みが有用であること、若手研究者育成には博士課程進学者が少ないことが大きな課題であり、学生の進学支援体制の拡充にむけての具体的な取り組みが必要であると述べました。総合研究所の今後の展望について総合研究所の学術研究奨励助成制度の現状と今後の改善などについて議論されました。また、学部間の連携強化やニーズとシーズのマッチングの場の必要性が提案され、メディカル AI 研究センターを基軸とした推進意欲が示されました。大学としては、若手研究者が自由に研究できる環境整備と、10 年後のニーズを見据えた研究推進の重要性が強調されました。総合研究所には、世界最高水準の研究センターが設置され、一定の成果を上げている一方、総合大学でありながらも文理融合に基づく異分野連携はまだ十分とは言えず、さらなる発展の余地があることも参加者で共有しました。4.閉会のあいさつ 大野 栄治(名城大学副学長)最後に、大野栄治副学長より閉会のあいさつがありました。新素材の社会受容には人々の行動や消費パターンの変化が必要であり、社会科学との連携が鍵となること、文理融合の研究を積極的に進め素材開発から社会実装までをつなぐシステム構築が今後の総合研究所の重要1830th Anniversary衣斐准教授

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