られました。既に総合研究所内でも就任前年度より様々な議論が進められており、これを機に学内競争的研究助成制度の見直しを含め、以下のような課題が指摘されておりました。1)研究施設の充実2)学術研究奨励助成制度の検証と見直し3)総合研究所の組織編成これらの課題の中には、総合研究所の組織充実に係る専任研究者の配置など、非常に難しい課題もありましたが、できる範囲内で順次取り組んでいくことにしました。1)研究施設の充実総合研究所は、特定の研究施設を持たない研究組織でした。また、天白キャンパスにおいては、全学共通で利用できる研究施設を有していなかったことから、天白13 号館を活用することにしました。当時、総合学術研究科や私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の研究グループなど、様々な組織の先生方に利用されていた天白 13 号館は、3 階部分の個室や会議スペースは、手付かずの状態で空室でした。そこで総合研究所では、学術研究奨励助成制度に採択された先生方に、積極的に利用していただければ、より一層研究活動が活発になるのでないかと考え、13 号館への共用施設の設置について、意見徴収を行い、多くの先生から賛同を得ました。そこで学内研究環境の改善の一環として、所員の先生方の研究活動をサポート出来るよう天白 13 号館全体の施設利用を管理することを認めていただきました。直ぐさま、学内規則の修正や施設維持に関する方法の検討を事務的に進めたところ、その運用上の最大の課題は、薬学部 教授第 10 代所長第一篇総合研究所 30 周年に寄せて名城大学創立 100 年を迎えるにあたり、総合研究所が 30 周年を迎えること、まさに二重の喜びであり、心より御祝い申し上げます。また、今回このような寄稿文を書かせて頂く機会を得て、大変光栄に存じます。これも歴代研究所所長と総合研究所運営委員の先生方、そして学術研究支援センターが一体となり、名城大学の研究活動を支えてこられた結果であり、私自身もお役に立てていれば幸いです。期せずして 2019 年 4 月に総合研究所所長を拝命しましたが、総合研究所が創立当時より学際的な共同研究を推進し、本学の学術研究の発展に寄与し、社会における課題解決に取り組んできたことを理解し、その運営に努めました。所長就任時には MS-26 のミッションである「学問の探究と理論の応用」を通して、成果を教育と社会に還元するとともに、大学のスローガンとして「ワンランク上を目指して」が掲げられており、総合研究所にも更なる発展が期待されておりましたので、当時の現状を把握し、そこから垣間見られる課題を順次対応することにしました。総合研究所では、自由な研究活動を活性化し、外部資金獲得に繋がるよう個人やグループ研究を推進するために、研究助成制度が運用されておりました。私自身本学に赴任当時には、研究活動の活性化を目指した本学独自の学内競争的研究助成制度に大変驚きと感銘を受け、自身の研究活動を広く展開すべく直ぐさま総合研究所の一所員として活動をしておりました。一方で、日本全体の研究力の低下が取り沙汰され、文部科学省から「研究力向上改革 2019」が示され、「研究人材の改革」、「研究資金の改革」、「研究環境の改革」の三点が掲げ原脩7総合研究所創立 30 周年に寄せて
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